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Tamaki’s Adventure in Wonderland-1

 早起きじゃなくて夜更かしです。時間に注目。ようやく課題が終わった。ついさっき提出してきました(もちろんメールで/笑)。

 たまには自分が土塚系に属している(限定する必要は無いと思うけど)事を主張してみようかと、ぼんやりと作った小説でも乗っけてみましょう。
 ちなみに、まだ完成には至っていない物なので、きちんと完結するかは未定です(ぇ!
 お暇な方は「続きを読む」からどうぞ。内容は、まあ、タイトルからすぐに察せるでしょう。てか、まだ仮題というテキトウぶり(笑)

 昼下がり。剣道場の裏手。大きな木を背もたれに、一人の女の子が座っていました。エプロンドレスの裾は柔らかく広がり、髪は風に誘われて踊ります。うつら、うつらと暖かな日差しに眠気を誘われて、眠りに落ちては目を覚まし、目を覚ましては眠りに落ちて。
 名前を、タマキと言いました。傾きかけている日が気持ちよく、少し外で本でも読もうと思い、一冊の本だけ持って出てきたのです。
 ふと、声が聞こえて、タマキは重いまぶたを開けました。すぐ近くで、人影が駆け抜けていきます。後ろで束ねた金色の髪が、右に左に、ひょこりひょこりと揺れているのがタマキの瞳に映ります。
「たいへん、たいへん。遅れてしまう。女王様に怒られる!」
 腰にチェーンで繋がれている時計を手に取り覗きながら、何処に向かうでもなく右往左往としています。
「どうしよう、どうしよう。遅れてしまう。およ、ちょうど良い。お嬢さん、ちょいと道を教えてくれはしないかい?」
 突然話しかけられたタマキは驚きました。
「そんなに驚かないでよ。あたしの名前はキリノ。これから女王様にお会いしなければならないけれども、生憎場所が分からない」
「……、女王様?」
「そうさ、お嬢さんも知っているでしょう、女王様の居場所だよ。ん? いや、ああ、思い出した、思い出した。呼び止めてしまってごめんね、お嬢さん。ようやく道を思い出したよ。それじゃあ、あたしは行くとしよう。お嬢さん、呼び止めてしまって悪かったね」
 キリノはそれだけいうと脇目も振らずに向かいにあった教室の窓を開けると、そこに飛び込みました。
 一体全体、何だったのだろう。タマキは不思議に思いましたが、すぐにどうでも良くなって、剣道場に行こうと決めました。身を翻して歩き出そうとしたとき、タマキの視界の端に、きらりと光る何かが止まりました。
 何だろう。そう思い、手を伸ばして拾い上げます。それは、先ほどキリノが持っていたはずの時計でした。ぱっと見たところ、どうやら鎖の先についている留め具が、壊れているようです。しかし他に異常はないらしく、タマキの手のひらほどもある大きさの銀色の時計は、かちりこちりと時を刻み続けます。
 誰が落としたかわかっていて、その誰かがどこに向かったかも知っているのに、解決させないなんて、正義じゃないな。
 幸い、キリノが走っていった方向はわかるし、すぐに追い始めれば、すぐに姿を捉えられるだろう。タマキはそう思い、時計を握り締めて走り出します。
 ついさっきキリノが通り抜けていった窓のサッシに、スカートの裾が引っ掛からないよう気をつけながら足をかけます。そのまま、一思いに建物の内側に跳びました。スカートの裾を踏みつけてこけてしまわないように、注意して着地しようと試みました。けれども、いつまでたっても足が床に着きません。
 気がつけば、それまで明るかった廊下はどこにいったのやら、周りは真っ暗になっていました。
 タマキはどんどん落ちて行きます。いつまで経っても足が地面につきません。まるで、奈落の底に落ちているのかのように、永遠と、永久に、それこそ、際限もなく……。
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