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棚の隅、それから

 何となくの思い付きです。久々にお話書いてみたけど、どうもしっくり来ませんね。童話っぽくなっていれば良いのですけれども。

 そんなわけで、続きを読む以降がゼロクロのSSです。ゼロクロのって言ってもゼロクロの要素ほぼ無しですけど……。

 今公開されているやつ読んでふと思いついたものなので、ある種のネタバレは含んでいるかもしれません。





 小さな国がありました。その国の真ん中には、大きくはないけれども立派なお城がありました。
 お姫様がいました。思慮深い王様に優しい御妃様。忠誠心に溢れる家臣たち。

 この国の人たちは言います。
 なんと私達は幸せなのだろう。

 国と国とを渡り歩く商人は言います。
 なんて素晴らしい国なのだろう。

 隣の国の王様は言います。
 ああ、私達の子供もあれくらい賢かったら、心配なんぞしないのに。

 けれどもお姫様は毎日退屈です。
 あれをやりなさい。これをやりなさい。お姫様がやりたい事は何にもできやしないのです。

 そんなお姫様にも、1つだけ楽しみな事がありました。毎晩、こっそりお姫様に会いに来てくれる騎士と会う事です。騎士はお城の壁を登って、お姫様の部屋までやって来ては、いつも楽しい話を聞かせてくれました。近衛隊長の笑い話。お姫様が知らない、街の様子。それから、任務で外の世界へ行った時の不思議な話。

 ある日、近くの国が竜によって滅ぼされたとの噂が流れてきました。その竜は灼熱の火を出し、吹雪のような息を吐き、雷ですら操るというのです。
 町の人は皆震え上がり、お姫様も怖くて仕方がありません。



 そこまで読んで、ミトは古びた絵本を閉じて本棚に戻した。今読んでみると、なんて幼稚な作り話なのだろうか。そう考えながら、そっと自分の部屋を抜け出した。行き先はベルジのところ。目的なんてなく、ただ、少し話がしたい。
 まるで、絵本の中の騎士のようだ。ミトは嘲笑に似た笑みをこぼす。



「必ず、竜を倒して帰ってきます。安心してください、きっと、この国は平和になるでしょう」
 騎士は、自分が竜の討伐のためのメンバーに選ばれた事をお姫様に話しました。これはとても名誉のある任務で、自分が選ばれたのは嬉しいと、笑いながら話しました。
「きっと帰ってきてくださいね」
 お姫様も微笑みながら言いました。

 お姫様は知りません。騎士が帰ってこない事を。
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初めまして。こちらのブログへはランキングを見てきました。突然お邪魔してしまい、申し訳ありません。

私は現在、創価学会というアメリカ、チリ、オーストリア、フランス、ドイツ、スイス、ベルギーにカルト認定されている宗教団体にテクノロジー犯罪を受けています。

報道されていませんが、川田亜子さんや清水由貴子さんもこの犯罪が原因です。
ぜひ多くの方に知っていただきたいです。

私のブログです。
http://disney8343.blog117.fc2.com/

よろしければご覧になってみて下さい。

NPOテクノロジー犯罪被害者の会というのもありますが、解決には至っておりません。

周りの方にこの犯罪の存在を教えてあげて下さい。ご協力をよろしくお願い致します。突然長々と失礼致しました。

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